「タイムアタッカーに必要とされるブレーキフルードを作りたい!」 そんな想いで、ZONEブレーキフルードの開発はスタートしました。
ブレーキフルードの役割は、圧力伝達です。ドライバーがブレーキペダルの踏力をコントロールすることにより、発生した圧力(液圧)を的確に4輪のブレーキシステムに伝えることです。そして、この圧力伝達をよりハイレベルに行うため、サーキットでも安心の高沸点であることは、もちろん、我々が、ブレーキフルードに求めた最大の特徴は、リリースコントロール性に優れているという点でした。
なぜなら、コーナーへの進入時、大きな 「減速G」 が発生している状態で、的確にブレーキをリリースすることは、数あるドラテクの中でも、非常に難しい課題であり、このブレーキリリースの精度で、「曲がる」 「曲がらない」 が決まるといっても過言ではないからです。
そこで、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 は、上記のニーズに合わせ込むため、フルードの動粘度(フルードの硬さ)をDOT規格より格段に高く設定したことにより、以下2つのドライバビリティを手に入れました。
ドライバビリティ① 剛性感あるブレーキフィール!
まずは、ブレーキング時のペダルストロークを大幅に抑制し、「ガッチリ」 とした 「ダイレクトなペダルフィール」 を実現。この剛性感により、ドライバーは、「今、どれぐらいの力でペダルを踏んでいるか」 を把握しやすくなり、結果、踏力コントロールをより細かく行えることから、リリースコントロール性が向上します。
ドライバビリティ② スムーシング効果によるコントロール性!!
ふたつ目は、ブレーキング中の液圧変動が少ないという点です。走行中は、「減速G」 や 「振動」 により、ドライバーが、いくら一定の力でブレーキを踏もうとしても、ブレーキ踏力は、小刻みに変化してしまいます。このピーキーな踏力変化に対しても、キャリパーへは、液圧変動が大きく抑制された状態にて(スムーシング効果)に伝わることから、コントロール性が向上します。
上記のとおり、踏力コントロール という ドライバビリティ にて、「曲げる」 に大きく貢献する まさに、ドライバー視線から誕生したブレーキフルード。それが、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 です。
※本製品は、低温(-40℃)における動粘度が規格値より高いことから、DOT規格および、JIS規格に適合しておりません。
※本製品は、気温‐5℃以下の環境では、ご使用になれません。
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- Q交換後、ペダルフィールに変化はありましたか?
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6月初めに、大容量キャリパーに交換し、効きは文句ないのですが、いくらエア抜きをしても、タッチがスポンジーで正直がっかりしていた。ZONEに交換したところ、期待していた以上にフィーリングがカッチリし、思わすニンマリしてしまいました。
交換後まずブレーキを踏んで、しっかりとした剛性感のあるペダルタッチに驚きました。
粘度を高くしたと聞いていましたが、踏んですぐに分かるほどです。フルード交換時にブレーキタッチがカッチリすると聞いていましたが、確かに最初のブレーキで違いが分かるほどカッチリしました。元々BILLIONのスーパーブレーキフルードを使用していましたが、それでも違いが分かるほどでした。ただ、カッチリする事によって扱い難くなるような事は無かったです。
ペダルストロークが短くなり、剛性感のあるフィーリングに。ただ硬いフィールではなく、街乗りでも操作しやすい。
変化しました!
以前は踏み始めが「ふんわり」した感覚だったが 「カッチリ」 したフィーリングになりました。驚きました。カッチリした感触になりました。
まるでブレーキホースをスポーツタイプに交換したかのようなシッカリ感になりました。変化ありました。ブレーキペダルを踏み込んだ時の効き始める位置が少し高くなり、街乗りでは以前より少ないペダルストロークでブレーキをコントロールできるようになりました。
踏み始めが少し重く感じました。
街乗りでの踏力では、そこまでの差は感じませんでしたが、踏力とのリニア感はヒール&トウの時に感じました。
踏み始めから、しっかり感が出た。
タッチが良くなりました。
前よりある程度踏力が必要となった。
- Qブレーキペダルの踏み込み量と減速感はリンクしていましたか?
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ブレーキが効き過ぎる事なく踏んだ分だけ効いていると思います。
交換前は、ペダルを踏む幅が非常に広く少しの踏力変化にもブレーキの効きが変化してしまうように感じていました。
ZF-031に変えてからはペダルの踏力に対して純正のように敏感過ぎず、非常にリニアで滑らかに反応してくれます。踏み始めてから制動力が立ち上がるまでのラグが無く、踏力の通りに制動力が立ち上がる。
ペダルの踏み込みに合わせて制動力がリニアに変化する感じ。
パッドはそのままなのに、ブレーキの効きがよくなった様にも思えました。とても良くなりました!
以前は 「10段階で1踏んでも効き始めず、2踏むと突然2の分効く」 という感じでしたが、
このフルードでは 「1踏んだ時点で1効き始める」 といった感じでとてもリニアになりました。
素晴らしいです。踏み込み量と減速感がピッタリ一致しました。
ブレーキフルードだけなのに劇的な変化です。街乗り・サーキット共にリンクしています。
ブレーキパッドの性格を正確に伝える感じでリンク出来ていると感じました。
以前から踏み込んだだけ効く感じだったが、もっとはっきり分かるようになった。
まだそこまでブレーキをがっつり踏んでいませんが、いい感じにリンクしていると思います。
これだとABSの介入しない領域をきっちりと使ってブレーキングできそうです。以前よりも、反応が良くなった印象。
リンクしていて、操作しやすい。
踏力が必要ですが、効き始めが穏やかでその先踏んだ分だけブレーキが効いてくれる。それでロックしにくいので安心して走れます。
- Qコーナー進入時、ブレーキリリースは思い通りのコントロールが行えましたか?
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リリースもリニアになりました。踏み込みを緩めていったとき、以前は突然制動力が下がるようなポイントがあったが、そのような嫌な感じが減り、イメージに近いコントロールが出来るようになりました。
交換した翌日にサーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)を走りましたが、全てのコーナーにおいて非常に滑らかなブレーキができて上手くなったように錯覚してしまいます。(笑) 踏力の変化に対して、急激な変化をしないが非常にリニアで滑らかに反応してくれるのはサーキットにおいて非常に強い武器になることは間違いないです。
車がブレーキリリースによって向きを変えていき、コントロールしやすくなりました。
はい。とても好印象です。
思い通り以上のリリース。
まだサーキット走行をしていないので、ワインディング走行レベルですが、思い通りに行えていると思います。
ペダルストローク量が少なくなったため、リリースコントロールのしやすさは抜群。
- Qヒール&トウのペダル操作時、踏力コントロールのしやすさは体感いただけましたか?
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非常にやりやすくなったと思います。街乗りの低速域だとサーキットとかよりも、ブレーキの踏力とアクセルの煽りがぶれやすいのですが、ブレーキ踏力によるブレがないというか開発コンセプトのコントロール性っていうのは良くわかる気がしました。
まだワインディング程度しか走行していないですが、サーキットより緩い操作で、より精密さが必要な場面でもイメージ通りの制動力がかかるため、ドライブに(先の道路やハンドル、シフトワーク)集中できるようになりました。
コントロールがしやすくなった。
ヒール&トーでアクセルを煽る時にブレーキを一瞬踏み増してしまっても急激にブレーキの効きが変化せず、修正できる猶予があるので、踏力のコントロールができ姿勢を乱しにくいと思います。
ダイレクト感があるので、操作性は格段と向上しました。
体感しました。以前よりはヒール&トウ時のブレーキの制動力変化が少なくなりました。
剛性感が適度にあるので、ブレーキをよく感じられヒールトゥしやすい。
少しぐらい踏力が変化しても制動に乱れが生じないため、サーキット素人でもヒール&トウがしやすくなった。
- QZF-031のコントロール性能により、ドライバビリティの向上につながりましたか?
(向上した場合、どのような変化がありましたか?) -
ブレーキペダルから、今どれくらいの制動力がかかっているかが手に取るようにわかり、結果想定通りのブレーキング進入ができる様になりました。リリース時は、うまく言葉では説明できませんが、自分のペダル操作に対してアシストを入れてくれているような感覚。結果想定以上にうまくリリースできるので、前輪荷重をしっかりかけたまま曲げることができます。まさに曲げるためのブレーキフルード。
ブレーキのフィーリングは、ブレーキを残しながらコーナリングする時のブレーキが楽になったと言うか、コントロールがし易くなった感じがしました。筑波1000の走行では、特に最終セクションの洗濯板から最終コーナーへ3速から2速へダウンシフトし、ブレーキングしながら右へ回り込む際のブレーキングが今までより安定して踏むことができました。
今までは制動力とブレーキの踏力が比例しない動きが感じられ、常にブレーキを意識しなくてはロックさせてしまうような挙動がありましたが、踏んだ力と制動力がイメージ通りリンクするようになり、ブレーキ以外に気が回せ、運転がうまくなったような感じがしました。
ほぼ2年ぶりに走った鈴鹿ツインで挙動をみだす事なく、コーナリングが出来、タイムアップにつながりました。LSDオーバーホールのお陰もあるかと思いますが、良く曲がりアンダーが出る事なくコーナーを曲がれました。
ZF-031に交換してから、足の裏に伝わってくる情報の質が変わりました。
「情報のピントが合っている」と言うか、「今までの情報は、にじんでぼけていた」と感じました。そして、ブレーキの「ピントが合う」事で、ブレーキが起因する車の動きが変わり、床の傾きやノーズの上下動等、微小な変化が判り易くなってコントロールができます。ドライバーの意思通りにブレーキの効きが変化するのでドライバビリティの向上に効果があります。
サーキットで連続周回をしてもブレーキタッチに変化がなく安心してブレーキを踏み込めました。
踏力に対してのブレが少ない。
つながりました。ヒール&トウ精度向上とブレーキコントロールのし易さでタイムアップ可能だと思います。
まだ街乗りしかしていませんが、信号までの一定速度での原則、低速域でのヒール&トウのやりやすさ、ギャップを拾ったときのブレーキのブレ等、スーパーブレーキフルードよりもより良くなっているのが感じられました。
サーキットをまだ走っていないのではっきりは分からないが、踏力が大きい時のコントロールが、容易になった感じがする。
少しずつブレーキ操作知識・経験を増やしている中、走行完了してからブレーキ操作に前回よりも難しさを感じていない事に気づきます。運転操作への向上を感じていると、言って良いと思います。雨中走行等の滑りやすい状況で、さらに確認したいと思います。
今回は鈴鹿サーキットフルコースでZF-031の良さを体験しました。素晴らしい安定感、剛性、コントロール性のお陰で1コーナーとスプーンの進入は上手くなったと思います。
- Qその他、ご意見 / ご感想
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交換後、筑波1000を走行しました。当日気温が高い状態で12分を4回走行し、各走行枠とも12分クーリング無しで走行しましたが、走行中にブレーキタッチが変わったり、ブレーキの効きが変わるような事は無く、終始安定したブレーキングが可能でした。
また、サーキット走行後のエア噛みとブレーキタッチの変化は発生していません。
ブレーキの踏み心地がカッチリなのにコントロール性が良いという、少々不思議な感覚のするフルードです。
感想をポイントでまとめると、
①しっかりと剛性感のあるペダルタッチ
②リニアで滑らかな立ち上がり
③踏力変化を上手くコントロールしてくれる
④連続周回をしてもフィーリングは変わらない
以上です!サーキット走行でも早く試してみたいです!
次回の交換もZF-031を選びます。
今回のサーキット走行は雨天の為、次回は晴天時でどう変わったのか試したいと思います。
現在の使用感としては特に問題はありませんので、このままZF-031を使用していきたいと思います。貴重な体験ができました!ますます、スイフトスポーツが好きになりました。
とても良い商品なので、知り合いにも勧めたいと思います。
素晴らしい商品作ってくれてありがとうございます。
SPEC
DRY沸点 | 324℃ | |
1%含水沸点 | 291℃ | |
WET沸点 | 206℃ |