車種別マッチングリスト

車種別 適合 Z33

サーキットC

<田中コメント>

ラジアルタイヤ&純正ブレンボキャリパでは、フロントリアともに、14Bがベースとなり、18Eも候補に入ります。
また、ラジアルタイヤ&純正片押しキャリパでは、18Eがベースとなり、14B、53Cも候補に入ります。

Sタイヤ&純正ブレンボキャリパでは、フロントリアともに、53C、55Aのチョイスになり、片押しキャリパでは、55Aが基準となります。

注意
純正ブレンボ、片押しキャリパともに、富士を連続周回するには、ブレーキ容量が足りず、ベーパーロックが発生し非常に危険です。富士を走るにはロータ、キャリパの大容量化が必要不可欠です。これらは、パッドの問題ではなく、ブレーキ容量の問題ですので、パッド摩材の耐熱温度等により解決ができません。

 

開発レポート 「富士メインコース」 純正ブレンボ

テスト車輌 フェアレディZ  Z33
テスト日 2007/11/13
サーキット 富士メインコース
天候 晴れ
外気温 18.8℃
コンディション DRY
タイヤ 純正  ポテンザ
ブレーキの仕様 F:純正(ブレンボ)
R:純正(ブレンボ)

ロータTEMPはPITにて計測

 

■ F 14B  R 14B

ブレーキロータ温度

538℃ 524℃
377℃ 384℃

Tanaka's memo

  • 踏力に対して効きがリニア。
  • 止まり感十分、ABSも効く。
  • リリースコントロール良好。
  • ラジアルにマッチする。
  • 初期の効きがマイルド。
  • 奥での効きがリニア。

ブレーキフルードが沸騰してベーパーロックになる。
連続周回では、ブレーキ容量の問題で、ベーパーロックが発生し非常に危険です。
富士を連続周回するには、ロータ&キャリパの大容量化が必須です。

 

ブレーキ踏力と効きの関係グラフ

グラフ

このグラフは、ブレーキ踏力と、効きとのバランスをグラフ化したものです。

このグラフの見方

 

 

開発レポート 「富士メインコース」 片押しキャリパ

テスト車輌 フェアレディZ  Z33
テスト日 2008/1/29
サーキット 富士メインコース
天候 晴れ
外気温 8℃
コンディション DRY
タイヤ 純正  ポテンザ
ブレーキの仕様 F:純正(片押しキャリパ)
R:純正(片押しキャリパ)

ロータTEMPはPITにて計測

 

■ F 14B  R 14B

ブレーキロータ温度

673℃ 660℃
558℃ 591℃

Tanaka's memo

  • 2~3Lapでストロークが出る。
  • 温度、Gフォースにてパッドが動きストロークが出る。
  • ダフればストロークはなくなるが初心者にはかなり危険。
  • 600℃以上で10%~15%パフォーマンスは落ちるが、落ち方は急ではなく安定している。
  • このタイヤのグリップレベルならストロークが出ることを無視すると使えるレベル。
  • 理想の効きの±0か、-1程度(多少効きの弱さを感じる)
  • ABSはどの状況でも介入できるレベルの効きは確保している。
  • コントロール性はGOOD。

 

ブレーキ踏力と効きの関係グラフ

グラフ

このグラフは、ブレーキ踏力と、効きとのバランスをグラフ化したものです。

このグラフの見方