ブレーキングマイスターへの道・ブレーキングテクニックのすべてがわかる

【STEP3】間違いだらけのブレーキパッド選び

ヒール&トゥの精度

よく、サーキットビギナーたちの話題となるヒール&トゥの精度。
“カタチ”としてはできていても、しっかりと減速を伴ったヒール&トゥができている人は、意外に少ないのかもしれません。

そして、その原因のひとつとして、ブレーキの効きが強すぎることが上げられます。
効きが強いと踏力が弱くなることから、アクセルを“あおる”動作のときに、ほんの少しでも踏力が変化すると大きく効きが変わり、“ギクシャク”したヒール&トゥになってしまいます。

これは、テクニックの問題ではなくブレーキパッド摩材の問題です。もちろん、ある程度踏力が上がると、アクセルを“あおる”ときに多少、踏力が変化しても、ブレーキの効きは大きく変化しません。
そして何よりも踏力が強い方が、ブレーキペダルはストロークしますので、カカトが、アクセルと近づき、ヒール&トゥがやりやすくなります。これも、適正な踏力でブレーキを踏めるようになったときのメリットです。

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