「ZONE」では以下のような判断基準に基づき、パッドの適正温度を表記しています。
適正温度の判断基準は、例えブレーキパッド摩材が1000℃の高温でも制動パフォーマンスを発揮できたとしても、連続使用において、ブレーキシステム全体の損傷や機能低下(キャリパの開きや、ピストンシールの損傷、フルード温度の上昇、ブレーキホースの劣化、ロータの損傷など)を引き起こす恐れがあるため、ブレーキパッドの制動パフォーマンスを主軸に、ブレーキシステムとしてのパフォーマンスを維持できるような温度設定となっています。
以上のような条件を考慮した上で、ブレーキパッドの持つ制動パフォーマンスを維持しながら、使用することができる瞬間的なリミットに、限界温度という判断基準を設定いたしました。
また、適正温度、限界温度ともに、ブレーキング中のロータ温度を指しており、使用されているブレーキシステムの性能、クオリティ、コンディション等により、必ずしも表記の温度条件におけるブレーキシステムのパフォーマンスを保障するものではございませんので、あらかじめご了承ください。