全長3000m台のコースに、フルブレーキが4回。コントロールブレーキが5回。合計9回のブレーキにより、ロータ温度はかなり高くなる。
前半部分は、多少ブレーキが冷えるところがあるものの、高速域からの長く、踏力の強いフルブレーキが3回もあることから、ブレーキング中のロータ温度は、低い温度から、一気に高い温度へと変化することになる。特に、ATTWOODでは、ブレーキング区間が上り坂となっているので、国内のサーキットで一番大きな踏力を要する。
後半部分は、強く、長いブレーキはないものの、頻度が多く、ロータ温度は高い状態でキープされる。
よって、踏力の強いブレーキングでは、しっかり効きを発揮し、高温で踏力の弱いブレーキングでは、コントロール性に優れるパッドが必須となる。