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PROFESSIONAL'S VOICE ― プロフェッショナルの声達

PROFESSIONAL'S VOICE

サーキットや条件変更にも迅速に対応できる
摩材の細かなセッティングが『ZONE』の強み!

AUTOBACS ASM YOKOHAMA  統括マネージャー  金山 新一郎
http://autobacs-asm.com/index.html

S2000(AP1)

1号車

1号車

ZONEブレーキパッドとの出会いは2007年11月のことでした。その頃まだ何の名前もついていなかったこの製品は、ASM筑波スペシャル2007の救世主となりました。
当時のASM筑波スペシャルは軽量化とブレーキコントロール性の向上を目的に、純正ABSを撤去してブレーキバランサーを搭載していました。ところが、このシステム変更によりブレーキパッドにより繊細なリリースコントロール性が求められることとなり、結果として「強く踏めば即ロックするからタイムアタックができない」という状態に陥っていたのです。
HYPERCOスプリングの件でミノルさんにご相談の電話をした時、その壁に当たっている現状を話したところ、ちょうど開発中のブレーキパッドがASMのニーズに合っているのでは?と言うことで、ASM筑波スペシャル2007に試作品を供給していただき、ASMからミノルさんにはテストデータを100%フィードバックすることとなりました。

 

2号車

2号車

その効果はバッチリで、最初の1アタックでドライバー加藤寛規選手の顔から硬さが消え、次のステップに向けてのコメントが次々とミノルさんに出ました。当時、主に鈴鹿でテストしていたのですが、筑波アタック本番に向けて1週間の間にリクエストに応えてもらわなければいけません。
ZONEの素晴らしさは、摩材の細かな設定があることだけではなく、供給が非常にスムーズであることもポイントです。タイムアタック前日のテストで必要な摩材を全てテストして、万全の体制で筑波スーパーバトル2007に臨めたのはZONEの存在があったからこそ。これは宣伝でも何でもなく、心からそう思っています。

 

2008年シーズンは2007年の延長上ですから特に大きな変更はありませんでした。使い手のASM側も慣れてきて、その日の路面コンディションに応じて手持ちのいくつかの摩材を組み合わせてベストセッティングを出せるようになりました。
また、ナンバー付きラジアルタイヤ&エアコン装着と言うコンセプトのASM S2000 1号車でのテストも2008年から開始しています。ブレーキシステムが純正でフロントのみ大径ブレーキと言う普通のS2000ですが、ZONEには非常に細かな摩材設定があるので何の問題もありません。コントロールとセッティングが可能なブレーキシステム、それを誰もが手に入れることができるようになりました。

 

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