ブレーキングマイスターへの道・ブレーキングテクニックのすべてがわかる

【STEP4】条件別 摩材選びのポイント!

◇岡山国際サーキット

データロガー 岡山国際サーキット

全長3000m台のコースに、フルブレーキが4回。コントロールブレーキが5回。合計9回のブレーキにより、ロータ温度はかなり高くなる。

前半部分は、多少ブレーキが冷えるところがあるものの、高速域からの長く、踏力の強いフルブレーキが3回もあることから、ブレーキング中のロータ温度は、低い温度から、一気に高い温度へと変化することになる。特に、ATTWOODでは、ブレーキング区間が上り坂となっているので、国内のサーキットで一番大きな踏力を要する。

後半部分は、強く、長いブレーキはないものの、頻度が多く、ロータ温度は高い状態でキープされる。

よって、踏力の強いブレーキングでは、しっかり効きを発揮し、高温で踏力の弱いブレーキングでは、コントロール性に優れるパッドが必須となる。

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